児童館NIKONIKO館の子供達とのコラボレーション展も無事終了いたしました。
青山、久万町での展覧会に御来場いただきました皆様まことにありがとうございました。
また、展覧会に関わった子どもたち、そしてスタッフの皆さん本当に御苦労さまでした。
個人の展覧会とはまた違う意味で僕の中に大きな思い出を残してくれた展覧会、イベントでした。
子供達の作品 | 久万町での展覧会 | 会場青山子どもの城 |
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笑顔のニュース、笑顔写真館こちらはNIKONIKO館の | 撮影1回目、2回目子供たちによる写真撮影は4回に渡って6000枚近く撮影されました。その様子はこちらから、NIKONIKO館のほーむぺーじです。 | こちらはNIKONIKO館の |
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「夢工房」
先日、家の近所で何十年かぶりにネコヤナギが咲いている(?)のを見ました。
僕の記憶では、川沿いに自生していた印象があるのですが、そこは、水と縁のなさそうな、畑のまん中でした。
でも、ネコヤナギはネコヤナギ。
久しぶりにあのなんともいえない形状を間近で見て、うきうきとした気分になりました。
春近し。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
さて、昨年来、何度か足を運んで取り組んできました、NIKONIKO館(児童館)の写真イベント
ドリームワークスの展覧会が近づいてきましたので、その御案内をさせていただきたいと思います。
この展覧会は、同封のちらしのとおり、僕とNIKONIKO館の子供達との写真による共同制作展です。
写真は子供達が撮り、僕はそれをアレンジして作品を作りました。
この展覧会は、確かに写真による展示には違いありませんが、
いわゆる写真展ではありません。カメラもインスタントカメラを使いました。
専門家の眼から見れば、なんてざっとした作品なんだろうと思われるかも知れません。
しかし、この展覧会の意図はそれとは違ったところにあります。
今回の作品の中で、唯一作者の分からない写真がありました。
病院のベットに横たわっているおじいちゃんとそれを取り囲むように写っている家族の写真です。
この写真は宿題で家族を撮るために持ち帰ったカメラに、本人自身が写っていたのです。
つまり、本人が撮ったのではない。誰がとったものか家族も分からないということです。
大人がとったものかも知れない。可能性とすれば、その方が大きいでしょう。
はずすべきかどうか考えた末に展示することにしました。
たしかに、シャッターを押した作者は誰か分かりませんが、
このドリームワークスというイベントの中から、生み出されたものであることには違いないのです。
病院のベッドサイドで誰かが写真を撮ろうとし、そして、それが、家族の写真という形で記憶されたのです。
展覧会を開くことや、いい写真を撮ることが今回の目的ではなく、
カメラを通して、家族や街の人がそこに思いを寄せる。
それがドリームワークスの「夢工房」たるゆえんなんだと。
そう考えれば、今回のイベントが、写真を専門にしていない畑違いの僕が、
参加することも許してもらえるのではないでしょうか。
写真を媒介として、そこに、人々の思いが込められたような共通の場。
そんな展覧会になることを祈って・・・。
もし、お時間がございましたら、ふらりと立ち寄ってみてください。
そして、
「夢工房」の営みに加わっていただければ幸いです。
現在、児童館NIKONIKO館の事業ドリームワークス(写真部門)に講師として参画しています。
子供達によって撮影された写真による青山子どもの城ギャラリーでの展覧会が決まりました。
2001年2月11日(日)から2月17日(土)まで是非、御高覧ください。活動内容について詳しくはこちらへ
ちらしできました。
青山子どもの城ギャラリーでの展覧会イメージ図
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