老椿図 M150号完成しました。この作品は、六月に描いたS50号の「老椿図(小野家の椿)」を別角度、別構図で描いたものです。
最初のコンピューター上で下図を作った時には「うん、こりゃいける。」と最初は調子よく進んでました。が。途中から、バックの処理と花の見せ方、モノトーンにするのか、色を強調するのか、だんだんわからなくなり、搬入の期日はどんどん近付いてくるし、右往左往してしまいました。搬入の2日前(2日前に見せられても困るという感じですが、)に米谷先生に作品を観てアドバイスをいただいたおかげでなんとか、着地することが出来たように思います。
ブログにも書いたのですが、マウンドの上で、フォアボールを三つくらい出して、ばたばたしているピッチャーの元へ、監督が来て一声、二声かけられて落ち着いたような。そんな感じです。といっても、作品が結果どうなったかは、客観的には分かりかねますが、自分としては、当初のイメージに近いものにできたのではと思います。まだ、言えば不満もありますが・・・。
いずれ、やることはやったという充実感はあるので、これはこれで悔いはないかなあ。
ちなみに、茨城県鹿島市にある「小野家の椿」はやぶ椿で花は赤です。白の花に変えましたので、あくまでイメージです。
(日本画家伊東正次の襖絵)