すごいの一言。この近辺の杉を何本か見て歩いたけど、これだけの杉は見当たらないし、他でもそうはないのではと思うくらいの樹だった。
特に右側の枝が蛇のようにうねって伸びる様は、自然って必ずしもバランスがとれていて美しいものだけではなく、こういう不条理さ不可思議さを持っているんだ
というふうに語っているようなそんな気がした。
描いている時にふらっと立ち寄っていった町の女性が言っていた。「子供の頃、夕方とかになると怖くて、見ないように前を通っていた。」
なんだか、分かるような気がする。
畏敬の念って、こういうのを見た時に感じるのだろうと思った。
| ||
写真を見る |