以前から一度観たいと思っていた松でしたが、
なんせ、アクセスが悪くて、なかなか立ち寄る機会がありませんでした。
長野の高遠から、静岡の天竜まで下道を使うと延々と時間がかかるような気がしました。
その途中、山中にある集落にありました。
僕はこういう松に松らしさを感じます。
どういう松かっていうと、
植物の植生からいうと、いわゆる進化した広葉樹に栄養のある場所を
とられて、松は海岸の砂地やら、山の岩場のような、不自由な土地に追いやられ、
そこで、まあ、ひねくれながらも生き延びる。
ちょっと、文学的すぎるかもしれませんが、そういう感じが出ている様な松でした。
実際には、山の中の岩場とかにしがみつくように生えている松に比べるとそうでもないのですが、
なんとなくそんなイメージをさせるのですね。
(日本画家伊東正次の襖絵)
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