この藤を訪れた日は5月も半ば過ぎていて、花はすべて切り取られた後でした。 いわゆる「あとの祭り」。花をいつまでも残しておくと、樹を弱らせるのでしょう。 宮司さんの奥さんが残念がってくれました。 花は見ることができませんでしたが、樹の方はとても力強く美しい形をしていました。 他の有名な藤に負けないだけの存在感のある樹です。
この樹もいずれ作品にしてみたいと思っています。
(日本画家伊東正次の襖絵)