八幹松

山梨県北巨摩郡小淵沢町高野
(2002年5月)

なかなか見つからなくて、教育委員会で聞いたにも関わらず、それでも、わかりにくかったのですが、
釜無川へどんどん降りてゆく道の途中にありました。多くの松が人里近くにあるのに対して、人の気配のない山の中に、ぽつんとありました。
もちろん、元気な樹であれば、こんな環境にあって良かったねと、言えるところですが、
残念ながら、人の眼が届かないばかりに、マツクイムシの被害にあったのではないでしょうか。
朽ちて、倒れている姿も、立ち枯れて、葉っぱ一枚ついていない様も、人気がないだけに、侘びしいものでした。
幹回りも、8メートル近くあったようで、元気なうちに一目観たかった松の巨樹です。

巨樹紀行に戻る     HOMEに戻る

幹回りも8メートル近く。と今、生きていれば、日本を代表する松だったのでは?

八幹のうち2本は倒壊しています。残りも、朽ちて倒れるのは時間の問題だと思われます。

残っている幹にも葉っぱはありません。